MUKU-DATA  一枚板テーブル用のスチール脚の試作

肘や手が触れる部分は木の温もりがあった方が疲れないし、いいと
木の天板(無垢巾ハギ)の依頼を某研究室から受けています。
脚はスチール製作の知り合いがいらっしゃるとの事で、
依頼主様自らそちらの方へ依頼し、その試作脚が出来たとの事で引き取ってきました。

すっげー脚・・

これは町の鉄工所ではなく、NCレーザーでの切り抜き。
普段我々の作る平鋼での物とは同じ鉄なのに違った物に見えてしまいます。
引取りの際に工場を案内してもらいましたが、
大きな加工機が何十台もありました。
螺旋状に捩れた鉄や(スクリューかな?) 一体にプレスしてっ軽量化した足場板、
何の部材かわからない完成した鉄部材がごろごろありました。

大きな工場で、このスチール脚の単品製作をやって頂けるのは、
依頼主の先生とこの工場の常務さんとのお付合いの関係からかなぁ・・と思いきや、
試作・小ロット、とにかく何でも対応するようにしていると言っていました。

木の加工・工場などは日常的に見ていますが、
鉄で数日でこのように試作していただける工場を見れた事で、
既成に捕らわれず鉄に対しても自由に発想できる引出しが増えたように思えます。

依頼主様のイメージはもう少し軽やかな感じだったようですので、
この試作品を基に重さ、見た目など改良するようです。

この凄い脚だと
巾ハギの30~40mm厚予定の木の天板を載せた時
その存在は消えてしまうでしょうね。

スゲェー脚にスゲェー工場でした。  →  シマト工業株式会社 (三条市)

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